総合商研株式会社

商業印刷の市場の動向

月間で60の事業所がなくなっていき、2010年においては、約5パーセントに相当する市場が縮小されました。
今後もその傾向はとどまることはなく、2020年にはピーク時の1991年と比較して、およそ半分になってしまうのではないか?という予想がされています。

その主な原因となっているのが、印刷単価が下がっていることと、物量値が減少です。

QCDの実現

印刷業界の改革例のひとつに、同業他社が真似できないQCDを実現することで、売上をアップしていくというものがあります。
QCDとは、品質(Quality)に価格(Cost)、納期(Delivery/Time)の頭文字からの略語です。ビジネスにおいて重要とされている3要素のことであり、各々についての目標を設定して、それを達成するための方法を構築していくことが、仕事を進めていく上での基本と言われています。

例えば設備メーカーとの協業で、新たな印刷機の機能開発や、周辺設備の機能開発を行い、利益の上がる設備を作り上げる方法があります。
とはいえ、競合メーカーから、よりゲレードアップした設備機器が開発された場合、優位性が一時的なものとなり兼ねないという側面があります。

印刷機を使わない仕事

従来の印刷物を販売するという手法ではなく、顧客の機能を改善するための提案や、顧客とともに新たな商品や、サービスの提供を行うことをいいます。
例えば、印刷物やWEBを活用した販促や、全体の企画や運営に携わることがあります。